最新の研究で、認知症が生活習慣と深い関係があることが分かってきました。
- 認知症発症リスクの少なくとも40%を生活習慣・社会習慣要因が占め、遺伝的要因は5-10%程度と大きくないことが示されています。
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下図は、世界で最も権威のある科学誌の1つLancetにおいて2020年に発表された論文の図を基に、株式会社エムにより解釈の仕方を補記したものですが、これによれば、生活習慣・社会習慣の中でも、
- 若年期には教育、
- 中年期では高血圧、過度の飲酒、肥満、
- 老年期においては糖尿病、喫煙や社会的孤立
が認知症の要因となり、それらに対処することにより発症リスクを下げられることが数値を伴って報告されています。
このように、後天的な要素が私たちの脳の健康に大きな影響を及ぼすことが分かってきています。