TOPレポートの見方評価が悪かったのですが、何か自分に原因があるのでしょうか?どうすれば評価が改善するのですか?
最終更新日 : 2023/10/20

評価が悪かったのですが、何か自分に原因があるのでしょうか?どうすれば評価が改善するのですか?

現在の評価はあくまで「同年代比較」が主です。単年よりも経年の変化を見ることを重視しましょう。

  • 脳の萎縮は、30代以降誰にでも起きる通常の加齢性変化です。その変化の速度は、生活習慣等により個人差があることが知られています。

    Susumu Mori, et al., Brain atrophy in middle age using magnetic resonance imaging scans from Japan’s health screening programme, Brain Communications, Volume 4, Issue 4, 2022, fcac211, https://doi.org/10.1093/braincomms/fcac211

  • 今の評価はあくまで現時点での同年代の比較に基づくものです。これからの生活習慣の改善等によりこの経年変化の速度を抑えることができれば、同年代ランキングも萎縮度評価も改善することが可能です。

    • 例えば、下図の「今回」とある方は40歳前半の中では95位以下に相当し、「やや注意」または「注意」の評価が出ている状態です。これを機会に生活習慣の改善、定期的な測定により経年変化をモニタリングすることで、萎縮の速度をコントロールできた場合、認知症等が気になり始める70代までに「標準」の範囲内に戻ってきます。
plot_with_scatter_and_ranking_evaluation.png
  • MVision healthは、単年での評価結果によって病気の有無や可能性を示唆するものではありません。ご自身の脳の現在地を把握しながら、生活習慣の改善を動機づけ、ご自身の脳の健康をご自身の手で勝ち取って頂くために活用いただくことが本当の目的です。