TOPレポートの見方同年代評価に用いている「標準範囲」はどう決めているのでしょうか?
最終更新日 : 2023/04/04

同年代評価に用いている「標準範囲」はどう決めているのでしょうか?

日本の脳ドックデータ3万件のビッグデータ解析から健常者の脳の状態の「平均値」を統計的に割り出しました

  • 米国ジョンズホプキンス大学医学部で開発された研究界のスタンダードを築きつつある技術を使って、国内の脳ドックに眠るビッグデータを大量に解析することにより、世界に先駆けて「脳の萎縮状態の平均値」を割り出すことに成功しました。その結果が下図のグラフです。
  • これにより、血液検査における血糖値、コレステロール値などと同様に、脳のMRIについても萎縮度の「標準範囲」を定義可能になりました。
  • MVision healthのレポートに表示される「標準範囲」の境界は、概ね下図の赤色の線(+2標準偏差、90~95位相当)と一致しています(年齢によって微調整あり)。
ランキングと萎縮度評価 .png

もっと詳しく知りたい方へ

  • 上図のグラフ中にグレーの点が約3万点あり、各点が1人の方の脳ドック検査結果です。20歳~80歳までこの規模のデータを統計的に処理することにより、平均、標準偏差のラインが定義されています。
  • これからMVision healthが普及していく中でさらにデータが蓄積されていきますが、既にある3万点のデータで統計的に有意な数が集まっていると判断されており、平均、標準偏差のラインは現時点のものからほとんど変わらないと想定されます。